「住友不動産」ってどんな企業?

マンション開発が強みの住友不動産

住友不動産は住友グループに属する不動産会社です。
事業内容はオフィスビルや商業施設などのビルの開発・賃貸事業、マンションや戸建住宅の開発・分譲事業、宅地の造成・分譲事業、海外不動産の開発・分譲・賃貸事業、建築工事や土木工事の請負事業、不動産の売買・仲介・鑑定など、不動産に関するさまざまな事業を展開しています。

特にマンションの開発・分譲事業に強みを持っており、2016年に販売された分譲マンション7万6,993戸のうち、住友不動産の販売戸数は6,034戸でした。
2位の三井不動産レジデンシャルの4,320戸を大きく離して断トツのトップとなっています。

近年はタワーマンションの開発に力を入れており、大型高層マンションブランドのシティタワーシリーズが人気を呼んでいます。

また、オフィスビル開発では新宿住友ビルディング、泉ガーデンタワー、新宿ガーデンタワー、住友不動産新宿オークタワーなどが有名です。
2016年には、大規模再開発として力を入れていた「住友不動産六本木グランドタワー」が完成しました。
このオフィスビルは、六本木一丁目駅に直結しており住友不動産のオフィスビルのフラッグシップモデルとして注目を集めています。

住友グループの中核企業

住友不動産は1949年、財閥が解体され住友財閥の不動産部門を引き継ぐ会社として設立されました。
当事の社名は泉不動産株式会社で、現在の住友不動産の社名になったのは1957年のことです。

その後1970年に東京・大阪証券取引所の市場第二部に上場しましたが、1971年に第一部に指定替えしました。

また1974年には東京都新宿区に、当事では日本一の超高層ビルとなる新宿住友ビルを完成させ、本社をこのビルに移転しています。
そして1982年に同じく新宿区に30階建ての新宿NSビルを建設し、本社を新宿住友ビルから新宿NSビルへ移転させました。

2014年に分譲マンションの年間供給戸数で、日本一を達成し、現在も一位の座を維持しています。
2015年には、1996年にスタートさせた新建替えシステム「新築そっくりさん」事業の累計受注棟数が10万棟を突破しました。

2017年3月31日現在の資本金は1,228億535万767円、売上高は9,251億5,100万円で不動産業界では4位の売上高となっています。

住友不動産の企業理念

住友不動産グループの基本使命を「より良い社会資産を創造し、それを後世に残していく」としており、社会に貢献する物件の提供を目指しています。

不動産開発では人が暮らしやすいだけでなく、環境負荷などエコロジーの観点も欠かせません。
住友不動産は、総合的な視野に立った不動産開発でユーザー満足度の向上に努力している企業です。