スーパーマーケット事業で有名なイオンモール
大型スーパーマーケットのイオンで知られるイオングループはショッピングモールなどのしょう行施設のプロデュースを行うデベロッパーです。
日本国内のみならず中国などのアジア各国に約200店舗を展開する商業施設デベロッパーの最大手です。
イオンモールのショッピングセンターは単なるお店の集まりではなく、買い物・娯楽・地域共同体、環境保護の4つの機能の提供を目指しており、モールを中心とした街づくりを行っています。
このため自治体などと協力し、地域の活性化と使用天としての良質なサービスの提供を両立を目指した活動を行っているのが特徴です。
地域貢献活動としてウォーキング活動の実施や、落語会の開催、市立図書館の開館、成人式の開催など、地域ニーズに合わせた多岐にわたるサービスを提供しています。
エコロジー面では自然エネルギーを活用な施設周辺の緑化事業などの取り組みを行っており、国内外で高く評価されています。
また、イオンモールの運営ノウハウを生かし、他の商業施設のマネジメント事業なども手がけています。
アジア進出にも積極的なイオンモール
イオンモールの基本理念として「お客さま第一」を掲げており、地域とともに人々のデザインをプロデュースするデベロッパーを目指しています。
アジア各国への進出も積極的で、これまで日本で培ってきた実績を生かしながら、アジアの人たちが違和感なく利用できるその国や地域の風土に密着した経営にチャレンジしています。
さらに、商業施設にこだわらずユーザーのライフステージに合わせたサービスを提供するライフデザインをプロデュースし、新たな暮らしの在り方を作り出す企業としての成長を目指しています。
出かけて行きたくなるモール作りを目指す
イオンモールは1911年に生糸を販売する岐阜繭糸株式会社として誕生しました。
その後、1970年にジャスコ(現在のイオンモール)に買収され、スーパーなど小売業を中心にさまざまな業務を行い、2002年に東京証券取引所の市場一部に上昇しています。
2017年8月現在の資本金は422億6,800万円、2017年2月期の売上高は2,697億円で、不動産業界全体での売上高ランキングでは9位となっています。
近年はインターネット通販が普及し、お店に出かけなくても自宅から手軽にショッピングが楽しめるようになりました。
今後も、インターネット通販の利用者はますます増加していくと予想されます。
少子高齢化も進んでおり、大勢の人にショッピングモールに足を運んでもらうためには、さまざまな工夫が必要となります。
魅力的な店舗の誘致はもちろんのこと、地域コミュニティの中核としてのさまざまなサービスの提供や地域貢献、周辺環境への配慮など、地域との共存共栄がこれからの小売業には欠かせません。
これらのノウハウを持っているのがイオンモールの強みです。
今後もイオンモールは、出かけて行きたくなるショッピングモールを目指し、積極的に商業施設の開発を展開していくことでしょう。