住みはじめてからわかったこと

物件選びでありがちな失敗談

閑静な住宅街インターネットで少し検索をすれば、多数の業者で取り扱っている不動産物件を数秒で見つけることができます。

中にはかなりネットでの掲載に力を入れている業者もあるため、写真や文章による説明で物件の様子についての詳細を知ることができたりします。

しかしいくら丁寧に説明がされている物件であっても、それはあくまでも掲載をする側がその物件を最もよく見せるために作成をしているものであるため、実際に住んでみたらだいぶ印象が違ったということもあります。

契約前まではこれ以上ないくらいによいと思えていた物件であっても、実際に住んでみたら思わぬ部分に不都合が生じるようになったということもよくあります。

そうした「住んでみたら意外に悪かった」といったがっかりを感じないようにするためには、契約前にしっかり現物となる物件を確認するとともに、周辺の施設や環境までを詳しく調べておくようにするということが大切になります。

住んでみて意外に悪かったと感じやすい点としてよくあるのが、「駅からの夜道が暗くて一人歩きが不安」「幹線道路が近いため騒音や振動がする」「近隣にある施設を利用する人がうるさい」などといったことがあります。

他にも「夕方の西日がきつい」「室内の換気状況が悪くカビやすい」などといったこともあるので注意したいところです。

大事なことは案外広告に書いてある

実際に行ってみないとわからないとは言いましたが、実は行かなくてもわかることもあります。

不動産を探すと必ず掲載されているのが物件の間取り図ですが、この図は詳しく読んでいくと案外たくさんの情報が記載されています。

普段あまり不動産に詳しい環境にいない人の場合、間取り図を見てもなんとなくどういう設備があるかといったことくらいしか気にしません。

しかし間取り図の周囲には必ず物件の設備や様子についての説明が加えられています。

その記載内容の意味を理解するだけでもかなりのことを読み取ることができるのでまずは一般的な掲載内容の意味について調べておきましょう。

例えばよくあるのが「交通:○○線XX駅から徒歩12分」といったような記載です。

この1分という意味ですが、一般的に1分=80mという距離感で計算をされています。

ただしこれもただ距離を機械的に計算しただけで、実際に担当者が歩いて測ったというわけではなかったりします。

途中に信号機が多かったり、長い坂道があったりすることもあるので自分の足の感覚ではなく地図を参考にしながら見ていった方がよいでしょう。

広告文句の裏側を読み取る

最初に説明したような住んでみてわかったことも、広告をよく見直すとそのことを匂わせるような文言が書かれていたりします。

例えば他の物件には「日当たり良好」といった売り文句があるのに特定の物件には記載されていないという場合にはその建物の日当たりはあまりよくないということがわかります。

物件は必ずといってよいほど「東向き」「南向き」といった文字があるので、どの方角の部屋かということも気にして階数を考えればだいたいの環境も予測することができます。

また広告は一番目立つ文句の他に小さな注意事項が書かれていることもよくあります。

気になる物件があったらまずそれについて書かれていることを全部読むようにしていきましょう。

その上で不動産物件について業者に問い合わせてもらうことでより周辺についての情報を得ることができます。