無理なく支払いができる金額とは
賃貸契約をする場合や、マンションや住宅を購入してから分割で支払っていくローン支払いは、自分の収入の中から無理なく行っていける範囲にすることが大切です。
物件を決める時の要素の半分以上はこの家賃が適正なものであるかどうかになってきますので、まずは物件ありきではなく家賃やローン返済ができる金額はどこまでが限度であるかということを計算してから物件検索をしていくようにしましょう。
一般的に家賃やローン返済として適当とされる金額の範囲は、自分の収入の手取りの約1/3までというふうに言われています。
具体的には手取り収入が18万円という人なら家賃6万円くらいまでにおさえておきたいということです。
ただしこれも一概に1/3ならよいというわけではなく、仮に月収100万円という人であっても家賃33万円がよいというわけではなく、逆に手取り月収10万円の人は3万3千円でないといけないということにはなりません。
生活の固定費も大枠で算出しておく
1/3で一律に決めることができないというのは、家賃の他に生活をしていくときには必ず支払わないといけない費用もあるからです。
家賃の他に管理費や共益費としてプラス数千円をとっている物件もありますし、他に駐輪場や駐車場を利用する人が別途支払いをすることに定められているケースもあります。
マンションを購入するなら管理費の他に修繕積立金を支払ったり、固定資産税を支払うことになります。
さらに室内を使用するときにかかってくる電気代やガス代などの光熱費も必要になりますのでもろもろ雑費を含めて1/2近くの金額が必ず1ヶ月あたりにかかってくることになります。
ですので家賃が手取り金額の半分以上になってくると生活費に十分にお金を回すことができず生活そのものが成り立たなくなってしまいます。
どうしても1/3で収まらない家賃の物件に入りたいという時にはしっかり生活にかかる別の費用の計算をして、それでも住み続けることができるかということを判断していきましょう。
