買うときの流れ

不動産の購入までの一連の流れとは

自分が欲しい不動産物件を適切な価格で購入するためには、まずはどういった手順がとられていくかということをざっと理解しておくのが便利です。

不動産価格はここ近年都市部では若干上昇する傾向はあるものの依然として低めの価格のまま落ち着いています。

中古物件にしても古い年数の建物を最新技術でリフォームを加えて新築にも負けない魅力のある物件に作り変えられているなど、過去の常識だけで判断をすることができなくなってきているということも特徴的です。

不動産購入手続きの流れの最初となるのはまずはより多くの物件の情報を集めるということです。

情報を集めるためにはまずはネットや広告などで全体の相場をつかんだあとでその後の取引を全般的に仲介してくれる不動産会社を探すのが一番です。

不動産会社では単に物件に価格を付けて売買をするだけでなく、あらかじめ自分が希望している物件について話を通しておくことで条件にあったものを見つけて紹介をしてくれたりします。

このときどういった流れでどんな手続が必要になるかといったことを価格面を含めて丁寧に説明をしてくれる会社を選ぶことが重要になってきます。

欲しい物件が遠方にある場合などにはネットで連絡をとることもできますので、できるだけレスポンスが早く丁寧な対応をしてくれる会社を選びましょう。

不動産会社が決まれば次はいよいよ物件の特定と価格交渉に入っていきます。

参考>>http://www.hatomarksite.com/fj/buy/flow01.html

最初の打ち合わせが重要

購入までの流れはだいたい3つに分けることができます。

まず最初に希望の物件や価格について不動産会社と相談しながら決める「打ち合わせ」の段階、次に実際に物件を特定してオーナーと交渉する「交渉」の段階、最後に実際にローンを組んで最初の費用を支払う「引き渡し」の段階です。

実際に契約が交わされるまでは費用などは発生することはありませんが、物件が特定できた時には速やかに必要な費用の支払いがなければキャンセル扱いになってしまいます。

ですので契約してからお金を用意すればよいというわけではなく、実際にそれを購入するためにはどうやって資金を用意してどういう形で支払いをしていくかということをきちんと計画しておかなければ円滑に契約から引き渡しまでを進めることができません。

そのため最も重要になるのは最初の打ち合わせで、まず不動産会社や銀行などの金融会社に相談をして、いつまでにいくらくらいを用意できるかということを先にまとめておく必要があります。

ただし実際の住宅ローンは申し込みの事実がなければ融資を受けることができません。

住宅ローンも申しこめば100%融資可能というわけではありませんから、まずはローン審査に通るかどうかや、確実に通るにはどういった方法をとるべきかということも合わせて考えていきましょう。

引き渡しの注意点

新築物件の場合にはまず先に土地を購入してそこに契約をした施工会社に工事を依頼します。

中古の物件を購入する場合には「現況有姿(げんきょうゆうし)」として事前に確認をしたそのままの状態で引き渡すというのが一般的です。

古い住宅などは現況有姿のまま使用をするのは難しいことが多いため、引き渡しが終わったあとに買い主が新たに施行を依頼してリフォームなどをしていきます。

物件の引き渡しについては宅地や建物のことで売り主しか知らない事実がある場合にはその告知をするものとして国土交通省がガイドラインを定めています。

この告知書は「物件告知書」と「付帯設備一覧表」「物件状況申告書」といった種類があり、中古住宅においては既に付けられている設備を引き渡しの時点までに撤去をするかしないかといったことも決めていくことになります。