早くに物件を決めるためのコツ
賃貸にしても購入にしても、できることなら自分が希望をしてすぐに条件がぴったりの物件が出てきてもらいたいものでしょう。
特に急な転勤や進学などによって早くに入居先を決めなければいけない状況になった場合には、あまり一つずつの物件比較に時間をかけるというわけにはいきません。
時間切れのために希望に沿わない物件に無理に入居をしなければならなくなったというようなことを避けるためにも、できるだけ短時間で希望する物件を見つけることができるようにあらかじめ条件をまとめておくということが大切になってきます。
これから何か物件を探して契約をしたいというときにはまずは契約を仲介してくれる不動産会社に相談に行くのが最初になりますので、その前に聞かれることになるだろう条件を先に想定しておくようにしましょう。
新たに物件を選ぶときに必ず聞かれる条件としては「入居希望日」「予算」「希望するエリア」「広さ」といったものがあります。
またその他に「2F以上」「ユニットバス不可」「ペット可」といったような細かい希望条件がある場合にはそれも一緒に告げておくと話がスムーズに進みます。
実際に選ばれる要素は「エリア」と「価格」
これから新たな住居にする家ですから、できることなら全て希望する条件がそろっていてくれるのが望ましいと考えます。
しかし既にある物件の中から選ぶという時にはどうしてもどこかの面で妥協をする必要が出てきます。
例えば「希望するエリア内にあるちょうどいい広さの物件だけど、家賃が予定よりも月5000円くらい高い」といった場合や、「家賃も広さも設備も日当たりもいいけど、RCではなく木造」といったような場合です。
そうした事態が起こった時には自分にとってどの条件の方がより重要かということで考えて取捨選択をしていくことになります。
実際に物件を契約した人にアンケートをしてみると、その物件を選んだ一番の理由として挙げられるのはやはり「エリア」となっています。
ついで「価格・家賃」「物件の良さ」といったことが続いていきます。
住みたいエリアは例えば通勤通学に便利な路線にあるということや、あこがれがある地名である、また新興住宅地などで生活の便が非常によいといったことで選ばれます。
気に入らないエリアの駅前よりも、気に入ったエリアで駅から離れた場所の方がよいといった考えで選ばれることもあるためエリアとしての魅力は物件の大部分を占めるようです。
特に住宅を購入する場合はエリアの重要度が高くなります。
賃貸であれば引越しすることも可能ですが、基本的に住宅を購入した場合はそのエリアで一生住むことになる可能性もあります。
そうしたことも加味して、老後は都心よりも落ち着いたエリアで暮らしたいと考えていれば東京以外の神奈川や埼玉、千葉などを選ぶのもいいでしょう。
最近ではセミオーダータイプのローコスト注文住宅もあります。
引用元:MOK HOUSE(モクハウス)
トータルの費用を抑えたいという場合は、エリアだけではなく住宅の建設方法などと組み合わせて考えてみると、意外と賃貸よりもお得に、なおかつ快適な家を手に入れることもできるかもしれません。
住宅を決めるとき何を優先するかは人それぞれです。
迷ったときにすぐに決断できるように自分にとっての重要事項の優先順位を最初からしっかり意識しておくようにしましょう。
時間が許す限り周辺の状況も調べましょう
物件決定の絶対的な決め手になるわけではありませんが、できれば先に調べておいてもらいたい事項もいくつかあります。
例えば同じ間取りであっても室内の向きによって日当たりが大きく異なりますし、同じ物件でも階数によって見える景色や治安が変わってきます。
他にも自宅周辺の路地の明るさ・暗さや、夜遅くまでやっているお店の有無といったことも実際に現地に行って確認をしてみないことにはわからない事項となっています。
同じような条件で迷っている物件なら2つを内覧して入ったときの印象を感じてみるのが一番の比較方法になります。
急いでいるという場合であってもできるだけ現地に足を運んで物件の様子を自分の目で確認しておくようにすることをおすすめします。
もし複数の物件を短い時間内で一度に見るということをするなら、先にチェック項目を書いた目もなどを持っていってそこで印象を書いておくと比較をするときに役だちます。