「飯田グループホールディングス」ってどんな企業?

「飯田グループホールディングス」ってどんな企業?

誰もが手軽に家を買える社会を目指して

飯田グループホールディングスは、6つの会社が集まって作られた持ち株会社で、戸建住宅やマンションの建設・分譲事業及び、これらに関連する事業を行うグループ会社を統括している会社です。

戸建分譲住宅分野に強みを持っており、2016年度の販売棟数が3万8,178棟と国内1位の地位を獲得。
販売した戸建住宅の面積は、東京ドーム約120個に相当し、国内シェアの約30%を占めています。

飯田グループホールディングスの戸建住宅の人気が高いのは、部材を大量発注して仕入価格を徹底的にコストダウンし、良質な住宅を手頃な価格で販売しているからです。

飯田グループホールディングスは日本屈指の戸建分譲住宅の提供者として、単に家を作るだけではなく、家を通じて幸せな暮らしや夢の実現を目指しており、人々が幸せに暮らせる住まいの提供を通じて、豊かな社会をつくることを企業理念に掲げ、顧客ニーズを大切にした家造りをモットーとしています。

誰もが手軽に家を買うことができる社会にしたいとの願いのもと、お客様第一の精神で住宅づくりに邁進する会社、それが飯田グループホールディングスなのです。

注文住宅にも注力しており、リーズナブルな価格で自由度の高い設計を実現する規格型注文住宅と、オーナーの好みの住宅に対応する自由設計注文住宅など、複数の注文住宅ブランドを提供しています。

主に関東圏を中心に実施しているマンション分譲事業も好調で、プレシス、センチュリー、サンクレイドルの3つのマンションブランドで知られています。

このほかにも住宅分譲関連事業として木材加工事業、住宅ローンなどの金融・保健事業、不動産仲介事業、宅地造成・建物解体事業、リゾート施設の運営事業など多岐にわたる分野で営業を展開しています。

飯田グループホールディングスの会社概要

飯田グループホールディングスは2013年11月の設立です。一建設や飯田産業など関係の深い6社が株を持ち寄って、共同持株会社として飯田グループホールディングス株式会社を設立し、証券取引所の市場第一部に上場しました。

もともとのルーツは、1967年2月に設立された一建設(当事の名称は、飯田建設工業)です。

資本金は100億円、2017年3月期の売上高は約1兆2,000億円で、不動産業界では第2位を獲得しています。

しかしながら先進国である日本経済は高度成長期の時代を終えて、低成長の時代を迎えました。
また、少子高齢化による人口減少などで、飯田グループホールディングスが理想とする、誰もが手軽に家を買うことができる社会の実現は厳しいのが現状です。
このような状況下で、建売分譲住宅メーカーの最大手して、今後でのような経営戦略が掲げられるのか注目されます。