「三菱地所」ってどんな企業?

大手町~有楽町エリアの開発に強みを持つ三菱地所

三菱地所は日本を代表する大手不動産企業で、不動産業界の売上高では毎年トップ3にランクインしています。

主な事業内容は、オフィスビルや商業施設などの開発、賃貸物件の管理、マンション・一戸建て住宅の販売、投資用不動産の開発、資産運用などです。

特に知られている開発事業が、大手町から丸の内、有楽町にかけての開発です。
旧三菱財閥の三菱合資会社から丸ノ内ビルなど大手町・丸の内・有楽町エリアの不動産を譲り受け、この一帯の開発は三菱地所が一手に引き受けています。
この近辺は近年、再開発が積極的に行われており、新たな高層ビルが次々に建設されてるおり注目が高まるのエリアです。

また三菱所は、横浜・みなとみらいエリアの開発も手がけてたことでも知られています。
このほかにも丸ビルの呼び名で親しまれている千代田区の丸の内ビルディング、渋谷区の広尾ガーデンヒルズ、豊島区のサンシャインシティ、神奈川県の横浜ランドマークタワーなど、国内外にエリアのランドマークとなるビルを数多く建設しています。

マンション開発事業では、マンションブランドのザ・パークハウスが人気を博しており、都心部の高級マンションや郊外でのニュータウン開発での実績を多いのが特徴です。
旧東京市長の中村是公氏の邸宅の跡地を利用した東京都渋谷区のザ・パークハウス 広尾羽澤や、東京都千代田区のザ・パークハウス 六番町など、一度は済みたいと憧れる人気マンションを手がけています。

賃貸マンション事業にも注力しており、賃貸ブランド・ブランドのパークハビオを都心部を中心に各地に展開しています。

また、海外での事業への参画も積極的で、ニューヨークのマンハッタン、ロンドン、パリ、アジアなどでも街づくりの開発事業を進めているところです。

三菱財閥から丸ノ内ビルを譲り受けて設立

三菱地所は1937年5月の設立で、当事の資本金は1,500万円でした。
三菱財閥の会社だった三菱合資会社が東京都千代田区に建設した「丸ノ内ビル」などを譲り受ける形で、三菱合資会社の建築課が独立しました。

1953年に東京と大阪の両方の証券取引所に株式を上場しています。

2017年5月時点の資本金は1,418億9,843万7,562円で、2017年3月期の売上高は1兆1,254億500万円と不動産業界で3位となっています。

価値観が多様化している現在において、三菱地所はユーザー一人ひとりのニーズに耳を傾け、人々が求める価値を作り出し、街づくりの感動を共有していきたいと企業理念で述べています。

街に住む人はもちろんのこと、その街に訪れる人や街で働く人の時間が豊かで、出会いに満ちたものであるようにチャレンジを続けている企業です。